ブログ
2024 辰|年賀動画制作ストーリー

みなさま、あけましておめでとうございます。はるちゃんです。
いつもお世話になっている皆さまに新年から「クスッと」をお届けしたい。そんな思いで、はがきで送る年賀状にかわって2021年(丑年)から年賀動画を制作しています。(丑年の年賀動画はこんな感じでした。)
みなさまの元にはもう届きましたでしょうか?
また、ご感想をいただけるとうれしいです。
「トッシー、またなんかやってるわ。」と、新年早々笑ってもらえる年賀動画にするため、制作において考えたことと、完成までのお話です。
今年のとっしーさんからの課題は

その2 FPV映像も使いたい!
そのほかに、AIを使っても面白いんじゃないか?手書きのアニメーションを入れてもいいんじゃないか?など、アイデアが続々とわいてきます。
2024年・辰年の年賀動画企画
条件1)ラストは、2024と二人が写っているカットにしたい
条件2)FPV映像はできればワンカットで使いたい。けれど、現場で飛ばしてみないとわからない。
トライして、無理ならカットの合間に操縦している様子を入れよう。
この2つの条件をもって撮影に挑みました。


課題その1 看板屋をアピールする
主人公が「看板屋」であることをわかりやすく表現するため、機械や手を動かす様子を映像におさえたいと考えました。
今回はNCルーターを使ってスタイロフォーム(発泡スチロールのような素材)を大きな「2024」の形にカット。材料を有効に活用するため、できるだけ板いっぱいに収まる形のフォントを選びました。
また、カットした文字を赤と緑にペイント。クリスマスを意識した訳ではありません。
カラーリングの意味はのちほど。
今回の映像制作を通して、思い付くままにものづくりができることは、アリシアの強みだと改めて感じました。
課題その2 FPV映像を使う
いくら狭いところを飛ばせるFPVとはいえ、それなりの広さがある場所を用意する必要があります。
はじめは砂浜で飛ばす?公園でもいいかも?なんて話をしていたのですが、ご縁あってスタジオをお借りすることができ、撮影することができました。山本さん、ありがとうございます、、、!
2 → 0 → 2 → 4 の順に画面に映るよう、数字を部屋内にレイアウトしました。

撮影した素材は、「FPVらしい」スピーディな映像になるように、速度に抑揚をつけ、機体の動きがスムーズに見えるように編集することを心がけました。
そして、出来上がった映像がこちら。
Director:Haruki Urushidani
Signboards:Alishia inc.
Director of Photography:Haruki Urushidani
FPV:Toshinori Okano
Editor:Haruki Urushidani
Photographer:Toshinori Okano
Location:KASYACOCO Studio(大阪府岸和田市北町14-3 C.T.LBANK 内 2階)
https://studio.kasyacoco.com/
さて、2024を緑色に塗った理由はお分かりになったでしょうか?
CG映画や天気予報、プリクラなどで背景を合成するときに使うグリーンバックと同じで、緑色に塗った部分に別の映像を合成することができるのです。(人間の肌の色と干渉しにくい色であるため、グリーンが採用されているそうです。)
アナログで作った「2024」に、CGで作成されたデジタルで抽象的な映像を合成し、それぞれの対比を表現しました。また、2024の近くに人物をおき、サイズ感と立体感を表現しました。
現場の状況が変わったり、撮影素材によって絵コンテとは違う仕上がりになっていますが、意図した映像を制作することができました。

と太鼓判をいただきました。やったー!2024年、いいスタートを切れそうです。
2024年も、看板屋の枠を飛び越え、ボーダレスに課題解決に取り組んでまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
Other
Entries
-
大切にしていること2024.08.07 update等身大の自分プロフィール写真。 長く残るものだから <周囲に見せている姿+色を加えた姿を残したい>と思う。 どこを?どう見せたら良いと感じる?そんなことを考えながら、確認しながら、撮影しました。 考えれば考えるほど、許容範囲がせまく […]
-
【記事】看板に対する思い|お客さま体験談2024.02.23 updateお客さまの声「看板はしっくり、そこにいる。」|おうちごはん だんらん ゆうかさん/大阪府岸和田市こんにちは、はるちゃんです。 今回は、サインをご提案させていただいた 大阪府岸和田市にある おうちごはん だんらんのゆうかさんにお時間をいただき、看板をつける前後の反応の変化やご自身の中での変化、アリシアと関わってみた感 […]
-
制作ストーリー2024.08.26 update店舗の2階に誘われる。まるでおとぎ話の世界に迷い込むように。|Sweet’s canonのサインブランディング企業と社会を接続する。私たちは誰と関係性を構築したいのか。こちら側から一方通行の情報は、理解されにくい。何を伝えたくてどんな人に知って欲しいのか。 今回は2階にカフェがあることを伝えたかった。 2フロアの営業で1階のケー […]
お問い合わせ・ご相談はこちらから お問い合わせをする