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大切にしていること
2022.06.08 update

看板の種類と、それぞれの得意なこと

看板の種類と、それぞれの得意なこと

こんにちは、アリシアです。

今日はタイトルのとおり、看板の種類と、それぞれの得意なことを今までアリシアが施工してきた事例の写真とともに紹介していきます。
少しでも看板の種類と特徴を知ってもらい、あなたのお店に必要な看板をイメージするのに役立ててもらえたらうれしいです。

突然ですがお店の運営には、重要な3秒ルール・7秒ルールという法則があります。
(3秒ルール・7秒ルールについて詳しく書いた記事はこちら)
このルールに則ると、

①入口の7秒前で看板を発見し(7秒ルール
②入口の3秒前に看板メニューを見て来店を決める(3秒ルール

というのが、お店に入る時のお客さまの動きです。
ルール通りに看板を企画するのであれば、

①入口の7秒前でお店を発見してもらう看板
②入口の3秒前でメニューを見せる看板

の2種類が必要ということになります。とはいっても、一概にどの店舗にも同じことが言えるとは限らないんです。
それでは看板の種類と、それぞれの役割・デメリットなどをかんたんにご紹介していきます。

遠くから店舗を認識させる看板

1)突き出し看板(袖看板)・吊り下げ看板

建物の壁や柱、天井から突き出す、または吊り下げるように取り付ける看板
店舗が密集する場所や、集合ビルの廊下などでよく見かけられます。内照式といった、看板を中から光らせる看板にすることも多いです。

路地の奥から、こっちを向いて宣伝する突き出し看板

光らせることで、夜間も集客に一役買います

得意なこと・役割
店舗の手前での認知

苦手なこと・デメリット
人間の頭より高い位置に設置することがほとんどで、近くにいる人からは見えにくい

2)自立看板(野立て看板

地面に埋め込んだ柱にプレートを取り付けた看板
駐車場や分譲中の土地、田んぼの中などで見かけることも。サイズの大きいものが多いです。

文字を浮かせて付けることで立体感のあるデザイン

道路のそばに設置して駐車場の場所を案内

◆得意なこと・役割
離れた場所からの誘導
例)駐車場の案内、看板から離れた場所にある店舗までの道案内など

◆苦手なこと・デメリット
形の自由度が低く、平面的なデザインになりがち

店舗の近くで入店を促す看板

3)軒看板(庇看板・パラペットサイン)

店舗の軒部分(入口の上)に取り付ける看板
表札として、店舗の名前を表記することが多いです。

遠目で見て「居酒屋」ということがわかるデザイン

夜間は光らせて、営業時間外でもお店があることを認知させます

得意なこと・役割
お店の顔として、ファサード(店舗正面の外観)の印象づくり

苦手なこと・デメリット
離れた場所からの発見が難しく、素通りされてしまう可能性がある

4)壁面看板(プレートサイン)

建物の壁に取り付ける看板
入口横やビルの壁面など、設置する箇所や向き、大きさによって意味が大きく変わります。

フェンスに取り付ける場合もあります

板を貼ることもあれば、切り文字を直接壁に貼ることも

得意なこと・役割
大きな建物の場合、遠くからの認知
看板を正面から見る人への誘導

苦手なこと・デメリット
建物によっては、壁に直接施工できない場合がある
道路に面した壁に施工する場合、気づかれず素通りされてしまう可能性がある


軒看板、壁面看板は、カルプやアクリル、ステンレスを字の形に切ったもの(切り文字サイン)や、インクジェットシートを貼った板を取り付けることが多いです。使える材料の種類も多く、デザインの自由度が高い看板です。
必要に応じて、看板や文字そのものを光らせたり、スポットライトを当てたりします。

5)ウィンドウサイン

窓ガラスや入口のガラス扉などにカッティングシート(カッティングシール)を貼り付ける
施工場所によっては、広い面積で表現することができます。

入口ドアがわかるよう表示したり

全面がガラスの場合、大きい広告面として活用できます

得意なこと・役割
目隠し、スペースの有効活用
例)整骨院やクリニックの待合室、営業時間や定休日など

苦手なこと・デメリット
ガラスに貼り付けるため、立体的なデザインは難しい

その他

垂れ幕(ターポリン)

横断幕・タペストリーなどにも使用される強度の高いビニール系シート
発色が良く、大型サイズにも対応できる

入口上部に大きい広告面として垂れ幕を垂らしたり

フラッグサインとして使われることもあります

◆得意なこと・役割
比較的安価で大きな広告面を得ることが可能
主にイベント・短期向き
◆苦手なこと・デメリット
耐久性が低い(破れ、色褪せしやすい)
風に煽られやすい

テント

ファサードに占める面積が広いため、店舗のコンセプトがスムーズに伝わる
店舗の個性を出しやすいポイント

大きく迫り出しているのでインパクトがある

◆得意なこと・役割
雨よけ、日除け、オープンスペース(テラス席など)の確保
デザインとしての店舗の演出。
◆苦手なこと・デメリット
閉鎖的で、中の様子が分かりにくくなる場合がある
スポットライトなどを併用しないと、ファサード全体が暗くなる可能性がある
支持部・骨組みがしっかりしていないと事故の危険性が高くなる


垂れ幕(ターポリン)は、イニシャルコストを安く抑えることができ、定評があります。しかし、ほかの看板と比べると耐久性が低く、品質を保持するためにはリニューアルのサイクルを早める必要があります。交換する手間と費用を考えると圧倒的にコストパフォーマンスは悪くなります。また布製で風に煽られやすく、土台や骨組みをしっかり設計する必要があります。
破れたり、汚れたままの状態で使用するのは、マイナスイメージを発信し続けることになってしまいます。劣化が目立ってきたら、できるだけ早く交換することをおすすめしています。

まとめ

長くなってしまいましたが、看板には数えきれないほど種類があります。サイズや使用する材料、光らせるのかどうかによって見栄えも金額も耐用年数も大きく変わります。
看板でどんな内容を伝えたいのかがはっきりしていることが、集客効果のある看板の企画につながります。もちろん、店舗の立地も大きな要素のひとつです。

看板は出費、できるだけ安く抑えたい!と思われがちです。選択肢が多すぎてなかなか手をつけられず、後回しになってしまうことも多いようです。
最近はインターネットで集客するのが主流だったりしますが、お客さんが実際に来店するときに探すのは、看板ですよね。
効果のある看板を設置することで集客効果が生まれ、認知度も高まります。

意外と見落としがちな、看板への「投資」。看板は「コスト」ではありません。
価値のある、おしゃれな看板で、しっかり集客しませんか?
アリシアでは、看板の種類・デザインのご相談もお受けしています。お問い合わせ、お待ちしています。
最後まで読んでいただき、有難うございました!

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