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ヒアリングと現地・市場調査のはなし|パン教室&カフェのサインブランディング
こんにちは、はるちゃんです。
暑すぎて、毎日グデーンと溶けています。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回はサインブランディングさせていただく、MAHALOさんとの打ち合わせをレポートをしていきます!
サインブランディングでもっとも大切な、一番はじめの段階です。
クライアントさんと顔を合わせ、お話ししながらご自身のブランドに対する思いをヒアリングし、お店の周辺環境を観察します。
現場は羽曳野市。<三種の神器>をもって、現場に出発!
ひとりで行く打ち合わせは、いまだに緊張します。
今回のお客さまはWEBサイトからお問い合わせくださいました。はじめはテント張り替えのご依頼でしたが、インスタグラムを見てファサード全体の企画ができることを知っていただき、ご相談くださいました。ありがとうございます!
現場に到着!
まずはヒアリングからはじめていきます。
事業の内容や営業時間、お店に来てほしいお客さんなどの最低限必要になる情報をはじめ、ロゴマークや色などのイメージ的な部分も伺っていきます。お仕事やお店の話はもちろん、オーナーさんがどういう人なのかも、会話を通して見つけていきます。
MAHALOのオーナー美川さんはもともと、子育て中のママたちが集まれる場所として、親子で笑顔になれるパン教室を運営されていました。
駅前に場所をうつし、ママたちがほっと一息つける場所をつくろう!という気持ちで、手作りパンとコーヒーを提供するカフェをオープンすることにしました。
お店のコンセプトは、「子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、年齢関係なく集まれる地域の憩いの場」
移転先は、もともと年配の方が利用される喫茶店でした。(通りすがりのおじいちゃんに「この店また開けるんか?」ときかれました。)
子育てママたちはもちろん、地域のおじいちゃんおばあちゃんにも来てもらって、地域の憩いの場になってほしいというのが美川さんの願いです。
現地調査スタート!
人がお店を見るであろうあらゆる角度、距離からお店の写真を撮ります。お店のサイズ感をわかりやすくするため、あえて人を写り込ませたりします。
とにかくいろんなパターンの写真を撮りまくります。このとき、水平・垂直がしっかり取れているとのちのち便利です。(写真について、くわしい話は別の機会に。)
事務所に帰って写真を見返すことで、その時考えていたことがふと思い出せたり、新たな発見があったりします。現場では見落としていたことに気付いたりすることもあります。
測れるところは全部寸法を測ります。(スケールの使い方、なかなか慣れません。)
見落としがちな、ガラスのサッシ部分の寸法も測っていきます。サッシ部分にデザインを入れるとき、寸法がわからないと制作に支障が出てしまいます。
測った寸法は、iPadで撮った写真に直接書き込んでいきます。iPad様様です。めっちゃ便利。
さて、寸法を測ったのでつぎは集客に最適な看板の設置位置はどこなのか、まわりの環境を観察するのに集中します。現地調査では、観察の時間をいちばん長くとります。
私が目をつけたのは
・駅のロータリーから
・バス停から
・反対側の歩道から
この3ヶ所に共通して、看板がよく見える場所はどこなのか?
お客さんが利用する交通手段や動線、まわりの人通りも含めて現地を観察します。
観察しながら、企画を組み立てはじめます。
デスクに帰ってから、先ほど撮りまくった写真が役に立ちます。
これだけ周辺を観察して考えまくったにもかかわらず、いざ持ち帰ってみると雰囲気でしか覚えていなかったりするものです。(人間の記憶というものは儚いものです。)
それでは打ち合わせ編はここまで。
まとめ
看板の企画は、打ち合わせなしには始まりません。お客さまが何を求めているのか、何がしたいのかをとことんヒアリングし、ご提案します。時には、お客さまの考えと全く違うことをご提案することもあります。
お店の第一印象から、周辺の環境を観察して、自分の耳でお客さまの話を聞いて、お客さまと一緒に、人が集まるお店づくりをしていきます。
ツイッターでも色々話しているのでぜひ見てください。
◆はるちゃん Twitter https://twitter.com/harucha_an
◆トッシー Twitter https://twitter.com/toshinori_okano
最後までご覧いただき、有り難うございました!
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